12月
31

年末の不覚

とうとう本日をもって2015年が終了となりました。今年も数多くの皆様に本当にお世話になりましたことに、心より感謝申し上げます。

振り返れば今年もあっという間でしたが、数多くの出来事がありました。

特に印象に残っているのは、「イスラム国(IS)」による多数のテロ事件、玉虫色に終わった「安倍談話」、安全保障関連法案の成立、それに対する“戦争法案反対”と称するデモ活動、「南京大虐殺」のユネスコ記憶遺産への登録、「慰安婦問題」の日韓合意等々です。

私にとって、今でも悔しい思いとして残るのが、「安倍談話」、「南京大虐殺」のユネスコ記憶遺産登録、慰安婦問題の日韓合意です。

この三つの流れを見れば分かるように、歴史認識において、日本政府は自らの国を貶めるような判断をしているようにしか感じられません。安倍首相は、戦後70年という節目の年に、かつての「河野談話」「村山談話」と同じ轍を踏むような選択してしまったのです。安倍首相は「将来の世代に障害をのこしてはならない」という思いをお持ちでしょうが、実際には真逆の事をやってしまったと言えるでしょう。この一連の出来事で、日本は今後も歴史認識において中韓の付け入る隙を与えてしまったのです。

一方で、「安全保障関連法案」に関しては内容的に不十分とは言え、左翼陣営の大反対の中、よく耐え忍んで成立させたことは評価すべき事であると言えます。

しかし全体的には、安倍首相が日本の国を一体どの方向へ導いて行こうとしているのか、よく分からないのが残念です。一見、信念を貫いているかのように見えながら、結局はポピュリズム的な政治を行うその姿勢には、やはり政治家としての哲学が欠如していると思います。(もちろん、自民党と連立を組んでいる公明党が、安倍首相の足を引っ張り続けいているとは思いますが。)

その反面、幸福実現党には真正保守政党としての哲学がしっかりとあります。その証拠に今まで一度も、政策においてブレたことはありません。今、世界や国内の政治が乱れているからこそ、信念を貫く政治を行わなければ、国民の幸福を実現させていくことはできないのではないでしょうか。

そのように今年一年を振り返って、私たち幸福実現党の使命を改めて感じました。来年は参議院選挙という大きな戦いがありますが、多くの人たちの期待を背負って行けるようしっかりと精進して参りたいと思います。来年2016年も、どうぞよろしくお願い致します。

余談ですが…
年末にかけて、出張先でウィルス性の胃腸炎にかかり寝込んでしまいました。何とも不覚です。ほとんど食事できない状態が続き、ひどく衰弱してしまいました。健康であることがどれほど有り難く、幸福なことか、身にしみて感じています。皆様もお体にはくれぐれもお気をつけ下さい。